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【マーケティング講座】ストーリーテリングって大事

こんにちは、竹内です。

突然ですが、みなさんは昨日のお昼に何を食べましたか?

・・・ほとんどの人が覚えていないと思います。

じゃあ、「シンデレラ」の話って覚えてますか?

・・・ほとんどの人が覚えてますよね。
ずいぶん昔に聞いた話のはずなのに。

この二つの違いは簡単に言えば

「ストーリーがあるか、ないか」

これに付きます。

ストーリーと聞くと、大抵の人が小説や漫画、映画やドラマなど、
エンターテイメントとしての印象を強く持っていると思います。

しかし、ストーリーはエンターテイメントだけに留まらない、強いパワーを持っているのです。
ストーリーは人の心を動かし、行動を変える、最も有効な手段です。

感動とは「泣くこと」だけではないのです。
感情が動く、それが感動です。
感動すると人は行動するのです。

今回は、そんなストーリーの持つ力についてまとめていこうと思います。

様々な場所で使われるストーリーテリング

実は、ストーリーは私たちが思っている以上に根深く、私たちの生活に関わっています。

冒頭でも申しましたが、幼い頃、よく絵本を読み聞かせてもらったことがありますよね。
おとぎ話やことわざ、怪談なんかも古くから語り継がれています。
更に遡れば、神話など、宗教にもストーリーが使われています。

このように、ストーリーは太古の昔から、あらゆる場面で使われてきました。

ストーリーは、現代におけるビジネスにも幅広く活用することができるのです。

ストーリーテリングとは?

そもそもストーリーテリングとは何なのか?

ストーリーを『人物や出来事、時系列を関連付け、繋ぎ合わせて語ったもの』とすると、

ストーリーテリングとは、
自分の伝えたいことをストーリーを引用することによって、
相手に強く印象付けることができる効果のある手法です。

ではなぜ、ストーリーを使うのでしょうか?

ストーリーテリングで語ることで得られる効果を、具体的に紹介していきたいと思います。

ストーリーテリングの2つの効果

ストーリーテリングを行うことによって得られる効果は、大きく分けて2つあります。

感情を動かす

まず、ストーリーには人の感情を動かす効果があります。

例えば、「ワンピース」もそうですよね。
主人公ルフィの成長、挫折、冒険、これらのストーリーで人々は応援をし、感情移入するわけです。

しかも、主人公だけでなく、わき役達のストーリーも細かく描写されています。

読んだことがある人なら、ストーリーを語れますよね。

また最近では、お客さんが全然入らないお店を
「味は最高、店長最高、しかも70歳なのに未だに厨房に立ち続けてる。でも客が全然いない。穴場だからみんな行ってみて」
というような内容でSNSで紹介したところ、拡散されて大盛況となった…
なんて例も多くなりました。

登場人物や経緯、感情などを追加しストーリーに仕立てて紹介するだけで、
頑張っている店長に共感し、応援したい…
という思いを抱かせ、お客さんの心を掴むことができるのです。

このようにストーリーテリングを使うことで、

興味を抱かせられる

想像力を働かせられる

共感や応援を得られる

感動させられる

というように、聞き手の様々な感情をうまく動かすことが可能になります。

たとえ自分の店や商品が、性能や価格で他のものと劣っていたとしても、

ストーリーテリングを使うことで人の心を掴み、
注目してもらえ、無理をせず差別化することができるのです。

むしろ、地方の小さなお店は、価格や機能で勝負しても大手チェーンには絶対に勝てません。
絶対的なストーリーが必要なのです!

記憶に残る

もう一つの効果は、ストーリーは長く記憶に留めておくことができるという点です。

冒頭申しましたが、昨日のお昼、おとといのお昼、思い出せませんよね。
それはストーリーがないから、感動がないからです。

人は常に全ての事象を記憶することはできません。

しかし、何かを思い出そうとする時、『あの時あんなことが起きてどう思った』というように、
物事を関連付けて意味を持たせることができれば、それは意識の中に記憶しておくことができます。

つまり記憶というものは、ストーリーをベースにして形成されることが殆どなのです。

そのため、ストーリーテリングによって物事に意味付けすることで、
『印象に残す』ということがしやすくなります。

ストーリーテリングの活用法

色々なメリットを上げてきましたが、
では実際にどのような場面で有効に使うことができるのでしょうか?

始めにお話した通り、ストーリーテリングは、
ビジネスにおけるあらゆる分野で使うことができます。

その一つの事例として挙げたいのが、「奇跡のリンゴ」です。

当時絶対不可能な栽培方法とまでいわれた、
無農薬によるリンゴ栽培を成し遂げたというリンゴ農家、木村秋則さん。

彼の実話を書いた書籍は、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で紹介され、
ベストセラーになりました。

しかも2013年には、映画としても公開されています。

あらすじ

農薬でアレルギー反応が出てしまった妻のために、
無農薬無肥料によるリンゴ栽培を決意した木村さん。
ですが、木村さんの試みはことごとく失敗してしまいます。

その間に、借金まみれ。
周囲の農家からも孤立していき、家族にも苦労をかけてしまいます。

10年の歳月がたっても成果が実ることはなかった時、
木村さんはついに自殺を決意し、岩木山へ向かいました。

そこで木村さんは、自然の中で立つ一本のくるみの木を見つけます。

「なぜ自然の中でも、樹木は枯れずに立ってられるのか?」

その疑問が解決の糸口となり、
木村さんは無農薬で育つ『奇跡のリンゴ』を完成させたのです。

木村さんの作った『奇跡のリンゴ』は大反響を呼びました。

今となっては、数に限りがあり販売されていませんが、
当時は公開10分で瞬く間に完売するなど、大好評だったようです。

ではなぜ、木村さんのリンゴはそんなにも売れることができたのでしょうか?

確かに誰も成しえなかったことをやり遂げたのはすごいことです。
ですが、ただ「無農薬で栽培したリンゴ」というだけでは、人々の注目はここまで集められなかったと思います。

人の人生を評するわけではありませんが、映画のストーリーとして見てみれば、
『家族のため』というきっかけやどん底まで落ちたクライマックス、
感動のラストなど、人が心を動かす感動的エピソードで構成されています。

映画を見て感動した人々は、
「実際にこのりんごを食べてみたい!」と思うようになります。

これこそまさに、ストーリーを使ったブランディングなのです。
心が動けば、人は行動を起こします。
『奇跡のリンゴ』は、ストーリーによる付加価値を十分に利用し、成功を収めたモデルケースといえます。

このように、ブランディングやマーケティングではもちろん、
コピーライティングやセールス、どんな分野においても、ストーリーはその力を発揮します。

人はストーリーの力に抗う術を持っていないのです。

そういう意味では、全ての人が活用できる手法なのです。

まとめ

ストーリーの持つ力の強さを感じていただけたでしょうか。

映画やドラマに留まらず、様々な感情に訴え、
人々の記憶に残すことができるストーリーテリングという手法。

ぜひ、あなたのビジネスでも活用してみてください。

ABOUT ME
タケウチアキラ
タケウチと申します、群馬暮らし。 現在営業兼フリーランスのマーケターとして奮闘中。 SNSマーケティングが大得意。 公開できない実績もあるので、知りたい方やお仕事の相談はツイッターやインスタ、メールからどうぞ。